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【B株式会社】テレワークオフィスのリソースを有効活用したアノテーション業務

概要

大手コンサルティング企業(B社様)が、 AI開発企業より請け負っているアノテーション業務。膨大な業務を品質を保ちながら効率化していきたいとのご相談を受けました。


課題

AI開発における教師データの作成業務(アノテーション)は、近年自動化も進んでは来ていますが、まだ人力でやっている領域も多く存在しています。開発費用を抑えるために、海外にて安価に行われるケースも多いが、国内に比べ、その品質は低くなりやすいという課題があります

B社様にもそういった大手AI開発企業より、もう少し品質の高い教師データの作成依頼が集まっており、B社様が抱えている全国各地のオンラインテレワーカーを利用してそういった案件に対応していました。

現状
● 国内リソースは言語も共通で、海外と比較しても仕事の進行が几帳面なので引き続き継続していきたい
● 運用ノウハウは保持している
● 多数のテレワーカーも在籍している

現状で感じている課題
● テレワーカーとオンライン上でコミュニケーションをとり、品質を維持していくのは非常に難しい
● 安定的に管理していくことに苦労する


支援内容

上記の課題に対し、テレワークオフィスのリソースを有効活用して頂けるよう提案を行いました。
ポイントは下記の3点

 安定したリソース提供
   ワーカー登録数100名以上
   必要に応じ、人員配置を調整

  行政関連組織の保有するテレワークオフィス
   プライバシーマークを取得したセキュアな施設
   個人情報や機密情報の案件に対してもガイドライン遵守

 専任ディレクターによる品質管理
   ディレクターが緻密なコミュニケーションを行い品質向上の役割を担う
   業務ノウハウ・ルールの蓄積


先方も、課題に感じていた「細かなリソースを管理して品質を保たなければいけない」「案件によっては突発的に大規模なリソースを確保しなければならない」といった課題に対して非常に有効であるとご納得いただけ、正式に発注頂ける運びとなりました。


今回の業務のコンセプト

場所があるからこその オンラインワーカーにはない強みを活かす

工夫した点

先方でも理解しきれていないルールやパターンをくみ取り、それをワーカーに徹底させるという点。情報の入りがどうしても先方からの又聞きになってしまう分、ワンテンポ遅れた対応になってしまうのだが、こちらからも仮説立てや先回りをして、後手に回らないよう注意して立ち回りました。

成果

交通アノテーション、医療アノテーションの教師データ計26万画像分を先方の課題を取り除くことに注力して納品まで行いました。


チームメンバーより

アイデアプラス ディレクター 中平

ルールが多い案件の場合、短期間・単発だとパートナーにそれを浸透させ品質向上させていくのは難しいが、今回の案件のように中長期的な案件であれば、テレワークオフィスで働くパートナーの練度も上がっていくため、品質の高いものを低価格で提供していけるということが顕著に表れた案件だった。
今後も日常的に発生する手間のかかる業務を切り出してテレワークオフィスを活用して頂けることで、もっともっとクライアントの業務効率化を図っていきたい


アイデアプラス パートナー

以前も別のテレワークオフィスでもやっていた業務だったので、その時のノウハウを活かすことが出来てよかった。

*アイデアプラスでは、デザイナー・フォトグラファー・プランナーなど様々なクリエイターとパートナーとしてお仕事を一緒にしております。



クライアント

個人に個別でお願いをしていくより、一元的に依頼ができるリソースは非常に使い勝手が良かった
医療アノテーションのようにやる人間を選ぶ案件の場合、特に個別だと各人毎の難易度の統制が難しいが、それも含めて依頼ができるのは非常に助かった。
同様の案件が来た際はぜひお願いをさせて頂きます。





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