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「今いる仲間でうまくいく宇宙兄弟チームの話」 〜著者と一緒に読書会〜

みなさんこんにちは、アイデアプラス広報です。

2020年1月31日(金)に、「今いる仲間でうまくいく宇宙兄弟チームの話」〜著者と一緒に読書会〜 を開催しました。

イベントの内容は、宇宙兄弟チーム本の著者である長尾 彰さん(@AkiraNagao)をゲストにお招きし、「チームビルディング」をテーマにしたワークショップです。

チームビルディングとは、『仲間が思いを一つにして、一つのゴールに向かって進んでゆける組織づくり』のこと

引用元:Team Building Japan

ゲストのご紹介:長尾 彰(ながお あきら)

組織開発ファシリテーター。日本福祉大学卒業後、東京学芸大学大学院にて野外教育学を研究。企業、団体、スポーツの現場など、約20年にわたって3000回を超えるチームビルディングを実施。現在は複数の法人で「エア社員」の肩書きのもと、組織開発や事業を通じた組織づくりをファシリテーションをする。株式会社ナガオ工務店代表取締役、一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事長、NPO法人エデュケーショナル・フューチャーセンター代表理事、学校法人茂来学園大日向小学校の理事を兼任する。著書に『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』(学研プラス)がある。

引用元:『宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話』著者紹介より

弊社のエア社員でもある長尾さんは、今期の取り組みである5プロジェクトにもファシリテーターとしてご参加いただいています。

▼5プロジェクトとは?

開催レポート

0.はじまる前

コーヒーマイスターの資格を持つ弊社のフクシマ(@HIRO_Missile)が、手挽きのウェルカムコーヒーを淹れてみなさんをお待ちしていました。

たくさんの方から「美味しい!」とご好評いただきました。弊社でのイベント開催時は、次回からもコーヒを淹れておもてなしする予定です。

コーヒーマイスターが淹れる美味しいコーヒーとその香りを、ぜひお楽しみください。

1.スタート #アイデアチームビルディング

今回このようなイベントを開催した理由について、
・気軽に立ち寄ってアイデアを考える場所でありたい
・イベントの開催によって交流を深める場所でありたい

そんな、”P-LAB”という場所をもっと活用していきたいという想いがあり、まずは第1弾としてこのようなイベントを開催しました。

当日は、FacebookやTwitterを通してご応募いただいた方をはじめ、長尾さんのお知り合いの方など総勢13名の方にご参加いただきました。

2.オープン・クエスチョンで質問力を鍛える

まずはじめに、長尾さんの自己紹介を兼ねた「質問力選手権」を実施。

質問力を鍛えることを目的として、クローズド・クエスチョンではなくオープン・クエスチョンによる質問方法を用いて取り組みました。

・クローズド・クエスチョン
→Yes/Noや、A・B・Cなどのように回答範囲を狭くした質問方法

・オープン・クエスチョン
→「好きな食べ物は?」などのように回答範囲を限定せず、回答者自身が答えを考えるような質問方法

制限時間7分の中で各自がそれぞれ長尾さんへの質問を考えました。

気軽なものから深いことまでさまざまな質問が飛び交い、長尾さんの人間性や考え方を知るとともに質問力が鍛えられました。

その質問の一部をご紹介します。

3.短時間でチーム本の内容を理解する

ウォーミングアップも終わり、いよいよ宇宙兄弟チーム本を用いたワークショップの実施。

■やったこと

イベントの時間内に本を1冊読み切れなくても、各グループごとに内容を簡潔に発表してもらうことで短時間で本の内容を理解できました。

■発表内容
『今いる仲間でうまくいく宇宙兄弟チームの話』1章〜3章(続きは書店で)

1章
・チームのことは、チームで決める
・チームづくりを目的にせず成長できる仕事の仕組みを考える
・チームを育む16の条件がある
・リーダーに依存せず自立して動けるチームを目指す
・自分にとっての身近なリーダーを大切にする

2章
・無敵なチームづくりをするには正反対の2人から始めると良い
・チームの目的や状況に応じて凹凸が組み合わさると成果を出しやすい
・ティーチャー型/ファシリテーター型/マエストロ型/コンサルタント型
・この4つは「成果思考/プロセス思考」「押す/引っ張る」の2つの軸で分かれていて、自分のことはもちろんメンバーもお互いに知っていると良い
・チームの目的や置かれた状況によって、強みを活かせるリーダーの出番が見えてくる

3章
・自分たちのチームの発達段階が第1〜第4ステージのどこかを共有する
・第1段階のフォーミングでは、目的を映像で、目標は数値で、指標と原則を作る
・フォーミングではリラックスして話せる機会や場づくりが重要
・第2段階のストーミングではチームのコミュニケーションの量が変わってくる
・その量と質を高めるためにはフィードバック、対話、肯定型での伝え方が重要でそのスタイルによっても違う

4.さらに深掘りし、内容の理解を深める

■やったこと

先ほどの5つのグループを分解し、6〜7名の2つのグループに分けることで、それぞれの章を理解した人たちが集まったグループとなり本全体の内容について話し合える状態をつくっておしゃべりしました。

そして、著者である長尾さんに本の内容について質問しました。

■4つのリーダーのスタイルはどうやってわかるのか。

書籍の中でも紹介されていますが、4つのリーダーのスタイルはタイプ別チェックシートを使って検証できます。

ちなみに長尾さんはコンサルタント型。早く成果を出したり、早く進めたいといった理想主義です。

■本文中にフォーミングの段階で「目的を映像化する」ありますが、その見せ方とはどんな見せ方なのか、またみんなの意見を1つに収束するとは。

映像=目に見えるもの。チームのそれぞれが頭の中で考えていることをビジュアルで表ことです。例えば思っていることを、絵や文字で表してみたりすることでチームみんなの映像が可視化され伝わりやすくなります。
そして、みんなの意見は収束させる必要はなくて「誰がどんな映像が見えているか」を知ることが重要です。それを知って、違いをすり合わせる(チューニングする)ことで結果として1つに収束していきます。

5.『宇宙兄弟チーム本』の著者が定義する”チーム”とは?

さまざまな質問が寄せられた後、長尾さんにとっての「チームとは?」というお話をしていただきました。

■長尾 彰さんが定義するチームとは

「より良い人間関係を築きながら共通の目的を達成する働きかけ、またはその営み」

グループとチームは似ている言葉ですが、少し意味合いが違います。例えば「日本代表チーム」と言うけれど「日本代表グループ」とは言わないように、グループというのは外から来たものにしたがって動いている状態です。

そこから試行錯誤を繰り返して自分たちのルールや役割、目標を生み出し自分たちで考えて行動を起こすようになるとチームになっていきます。

目的を達成するための方法をみんなで試行錯誤し、その仲間で協力して行動していくことがチームとしての働きです。

■今回のイベントで『宇宙兄弟チーム本』について伝えたかったこと

6.イベント終了後

今回ご参加いただいた方にご感想をいただきました。

■30代 男性 教師
自分は普段、異業種の方と交流する機会がないので、このような場でいろんな職業の方と交流できたことがすごく新鮮で楽しかったです。また、それぞれの考え方やまとめ方など参考になる部分がたくさんありました。このような機会があればぜひまた参加したいと思います。

20代 女性 商社勤務
自分の人生の答えがどこかに落ちていないかなといった気持ちで毎日過ごしていましたが、今日のイベントを通してたくさんの方からの刺激を受けることができたので「私ももっと頑張らなきゃ」という気持ちになりました。

普段はパートーナーさんやお客様との打ち合わせスペースとして利用しているこの場所で、社外からもたくさんの方にご参加いただいたことと、お楽しみいただけたことをとても嬉しく思います。

今後も、満足いただけるようなイベントの開催を予定しておりますのでぜひご参加いただければと思います。

当日お越しいただきました13名の方々、この度はご参加いただきありがとうございました。

7.まとめ

■質問力を鍛えることで相手への理解が深まる

■人数を利用して効率よくスピーディーに内容を理解する読書方法

■グループ別に読むことでそれぞれの考え方やまとめ方を知れる

■チームとは「より良い人間関係を築きながら共通の目的を達成する働きかけ、またはその営み」