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ペルソナ設定は難しい?よくある3つの失敗と成功のためのコツ

サービスや商品を企画するにあたって、よく「まずターゲットを想定しましょう」と言われます。ターゲットを想定するうえで考えられる手段として有名なものに、ペルソナ設定があります。しかし、ペルソナ設定には落とし穴も多く、上手く活用できていないケースも見られます。ペルソナ設定で陥りやすい3つの失敗と、上手に活用していくためのコツをご紹介します。

データに基づいた設計をしよう

ペルソナを設定するうえでよくあるのが「こんなユーザーだろう」というイメージだけで作成してしまうことです。ペルソナを推測でつくってしまうと、本当にターゲットとするべき対象から外れてしまっていたり、曖昧さが強いものになってしまっていたりと、効果が薄れてしまいます。
しっかりと作られたペルソナは、データに基づいた設計がなされています。元データにはアンケート、インタビュー、アクセス解析、Twitterのフォロワーなどを活用します。データは年齢・性別などの定量的なものから、趣味など定性的なものまで幅広く収集・分析することで、確度が高いペルソナを作ることができます。

ペルソナに「幅」「深み」を与えよう

狙うべきターゲットが複数いるなどのケースでは、1人のペルソナだけでは決めきれない場合があります。その場合は、複数のペルソナを設定することで対応していきます。ただし、1つの施策に1つのペルソナを当てはめるなど、狙いがぼやけてしまわないようにする必要があります。
また、サービスや商品が成熟してきた状況においては、ユーザー側にも変化が生じているかもしれません。状況によっては、気づかないうちにペルソナとのズレが生じている可能性もあります。データ分析などから明確に変化がみられるようであれば、ペルソナにもアップデートをかけて対応していきましょう。

ペルソナを常に意識しよう

ペルソナをきちんと作成したケースであっても、活用の仕方が上手くいっていない場合もあります。結果として、ペルソナが存在しない場合と変わらないような施策になってしまい、ユーザー満足度などを向上させることができなくなります。
ペルソナと施策をリンクさせるためには、ペルソナからカスタマージャーニーマップを作成する、立案の際にペルソナが満足するかを考えるなど、常に活用する意識を持つようにしてみましょう。

まとめ

ペルソナを作るのは簡単ではありません。しかし、入手する情報量が増え、ニーズも多様化している時代においては、ペルソナの設定は大きな価値を持つものです。正しいペルソナの活用によって、チーム内での共通認識が生まれ、ユーザーにとって魅力的なサービス・製品を送り出すことが可能になります。
マーケティングの際は、今回ご紹介したような事例に気を付けながら、ペルソナを活用してみてはいかがでしょうか。

(文・アイデアプラスBLOG編集部)