問題解決・市場分析・戦略立案など、シーンによって使えるフレームワークは異なります。
フレームワークは、プロジェクトの目的や特徴に合ったものを選びましょう。
例えば、「3C分析」と「SWOT分析」は、どちらも自社の強みと弱みを整理することができるフレームワークですが、3C分析は外部環境の影響までは考慮しません。
何を目的として、どのような分析を行いたいのかを明らかにしたうえで、使用するフレームワークを選択することが基本です。
また、用途の異なるフレームワークを組み合わせて使うことによって、幅広いプロジェクトにフレームワークを活用できるようになります。
例えば、問題点の発見に役立つフレームワークである「ピラミッドストラクチャー」を使用して、現状の課題を「商品の認知度の低下」だと突き止めたとします。
ピラミッドストラクチャーは、問題の発見には有効なフレームワークですが、競合他社が優位な市場で斬新なマーケティング戦略を立案するには、アイデア発想に強い「SCAMPER」も活用することが効果的です。
このように、異なるフレームワークを組み合わせて使うこともおすすめです。
フレームワーク | 特徴 |
---|---|
CJM | 顧客が商品やサービスを購入するまでのプロセスを時系列でまとめた図 顧客との接点や顧客の心理状況を把握することができる |
VPC | 「顧客への提供価値」と「顧客セグメント」の2つを描いて両者の関係性を可視化 ユーザーニーズに合致した商品やサービスを提供できる |
デザイン思考 | ユーザーの視点で物事を見定める思考法 商品やサービスへの新たなニーズを発見、課題に対する解決策を生み出せる |
PDCA | 「計画・実行・評価・改善」を回し続ける 商品やサービスを継続して改善できる |
CJMはカスタマージャーニーマップ(Customer Journey Map)の略語です。
顧客と商品・サービスとの接点、そしてそこでの体験や感情を、時系列に並べて視覚化します。
顧客が自社の商品やサービスを知ってから購入するまでの一連の流れをまとめることによって、顧客との接点や顧客の心理状況を把握することができます。
あくまでもCJMは、理想とする購入プロセスを表にまとめたものであり、作成して終わりではありません。
実際の顧客行動や実施している取り組みと照らし合わせながら活用していくことが重要になります。
【関連記事】 ■カスタマージャーニーマップの詳細はこちらの記事をご覧ください。 「カスタマージャーニーマップ: 顧客体験の可視化」 |
VPCはバリュープロポジションキャンバス(Value Proposition Canvas)の略語です。
自社の商品やサービスと、顧客ニーズの不一致を解消するためのフレームワークです。
キャンバスに絵を描くように、一枚の紙の上に以下2点をデザインしていくことが特徴となっています。
・顧客へ与えられる「顧客への提供価値」
(=「バリュープロポジション」)
・顧客を把握し理解するための「顧客セグメント」
この2つの要素を同一紙面上に描くことで、両者の関係性が可視化され、お互いのニーズのズレを少なくすることができます。
VPCを作成することによって、顧客の悩みとそれに応える商品やサービスの提供価値を可視化できます。
既存事業の分析する際にはもちろん、新規の事業を立案する際のアイデア出しにも活用されています。
■バリュープロポジションキャンバスの作り方についてはこちらの記事をご覧ください。 「バリュープロポジションが必要な理由とは?失敗しない作り方・コツをわかりやすく解説」内 「バリュープロポジションキャンバスの作り方」 |
デザイン思考とは、ユーザーのニーズを深掘りして、時代に合った商品やサービスを開発するためのフレームワークです。
デザイン思考では、ユーザーの視点に立って、自社が提供する商品やサービスの本質的な課題やニーズを明らかにし、課題を解決するために役立ちます。
もともとは、プロダクトデザインの分野で用いられていた手法ですが、その普遍的なアプローチが多方面の分野において問題解決に応用できることが認識され、幅広いシーンで採用されるようになりました。
デザイン思考を進める際には、以下の5段階のプロセスがあります。
1. 共感(Empathize)
2. 問題定義(Define)
3. 創造(Creation)
4. プロトタイプ(Prototype)
5. 検証(Test)
それぞれの段階を順に進んでいくこともあれば、前後したり同時進行したりすることもあります。
5つ目の「検証」が終わったら、前の段階に戻って何度も繰り返すことが重要です。
PDCAは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(検証)」「Action(改善)」の頭文字から構成されます。
計画を立てて実行し、結果を検証して改善を実施するというサイクルを繰り返し、問題点を解決しながら業務効率を改善するフレームワークです。
業務効率の改善はあらゆる分野で主要課題となるため、PDCAは非常に有名なフレームワークです。
PDCAを着実に実行することで多くの改善が行われ、最終的に大きな成果が出てくることが期待されます。
PDCAフレームワークの使い方は以下のとおりです。
1. 業務の内容・期間、目標を書く
2. 結果をまとめる
3. 結果に対して、良かった点と改善点を書く
4. 次回の改善策をまとめる
目標を達成するまで1~4を繰り返しましょう。
月単位や週単位など、時間的な区切りで、PDCAを各項目を振り返ることで、業務の質を中長期的に向上できます。
■PDCAの詳細はこちらの記事をご覧ください。 「PDCAとは?成功例と失敗例から学ぶサイクルの効率的な回し方」 |
フレームワーク | 特徴 |
---|---|
ロジックツリー | 対象を分解してツリー状に並べ、障害になりうる原因を図解する 適切なプロセス管理や問題の可視化をしたいときにおすすめ |
5W1H | 「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」の要素に分けて説明する 正確に情報伝達でき、思考を整理する際の抜け漏れが減る |
MECE | 漏れなく重複なく物事を考えるための手法 必要な要素を網羅し、重複する部分がないように整理できる |
2軸図 | 縦軸と横軸を自由に設定し、対象となる課題がどの位置にあるのかを表示する 問題や商品の価値などの見える化に役立つ |
ピラミッドストラクチャー | 結論を頂点としてその根拠を細分化し、ピラミッド状に図式化 論点や目的を相手に提示しやすく、理解を深めるのに便利 |
選択肢を網羅的に検討する際に最適なのが、ロジックツリーです。
ロジックツリーは、問題の要素を分解して広げていき、最適な解決策を見出すためのフレームワークです。
大きな木が枝分かれして、小さな葉を数多くつけてるようなイメージで、物事の要素を分解しながら、思考を整理していきます。
ロジックツリーを使用することによって、問題の全体像を掴みやすくなり、本質的な課題がどこにあるのか、それを改善するためにはどのようなアクションが必要なのかが明確になります。
また、取るべき行動の優先順位もつけやすくなるでしょう。
ロジックツリー作成のポイントは、モレやダブりがないように注意し、実際の行動につなげられる項目まで書き出すことです。
ロジックツリーを使用することによって課題を見える化でき、今後の方向性を組織全体で共有できます。
■ロジックツリーの詳細はこちらの記事をご覧ください。 「ロジックツリーで課題解決!お悩み別に使える4つの手法と失敗しないポイントを解説」 |
5W1Hは、以下の頭文字から5つのWと1つのHで構成されています。
・When:いつ(時間、日程)
・Where:どこで(場所)
・Who:だれが(主体)
・What:何を(行動・物など)
・Why:なぜ(理由)
・How:どのように(手段)
5W1Hは、さまざまなシーンで使える汎用性の高いフレームワークです。
ビジネス戦略の立案や問題究明、アイデア発想などへの応用が可能で、物事の整理にもなります。
また、人とのコミュニケーションの際にも役立ちます。
伝えたいことを簡潔にまとめ、過不足なく伝えるサポートをしてくれます。
5W1Hを意識すると、メールや会議でのプレゼンなど、情報共有するときに内容が伝わりやすくなり、コミュニケーションを円滑に進めやすくなります。
MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った造語です。
主に「漏れなく、ダブりなく」という意味合いで使用されることが多く、それぞれの頭文字は次のような意味を持ちます。
・Mutually(お互いに)
・Exclusive(重複せず)
・Collectively(全体に)
・Exhaustive(漏れがない)
物事を考えるときには、正確な答えを導き出すために必要な要素を網羅しながらも、それらが重複しないようにする考え方も必要となります。
こうした際にMECEを利用することで、必要な要素をすべて網羅しつつも、重複する部分がないよう整理できます。
2軸図とは、商品の価値などを見える化する際に用いるフレームワークです。縦軸と横軸を自由に設定し、対象となるものがどの位置にあるのかを表示します。
2軸思考は、2本の線を引いて図表を作ることで、問題や物事が「見える化」され、明確になります。
2軸のフレームワークの作り方はとてもシンプルで、以下の3ステップで簡単に作りあげることができます。
・[STEP1]考える目的に合わせて枠を決める
・[STEP2]縦軸と横軸を決める
・[STEP3]枠に情報を埋めていく
シンプルで覚えることが少なく、自由度が高いのが、2軸図の特徴です。
ピラミッドストラクチャーとは、ある結論を頂点として、その根拠を細分化して挙げていき、ピラミッド状に図式化していくフレームワークです。
ピラミッドストラクチャーを用いると、論点や目的を相手に提示しやすく、理解を深めるのに便利です。
また、要素ごとに根拠を分類することによって、結論と根拠の関係を論理的な構造で示すことができます。
フレームワーク | 特徴 |
---|---|
3C分析 | 「顧客・競合・自社」に沿って調査・分析を進める 主要な成功要因を見つけ、効果的な戦略を立案できる |
SWOT分析 | 内部要因と外部要因に対して強みや脅威となるポイントを洗い出す 自社が得意とすることを分析した上で、成功戦略を考案できる |
4P分析 | 「製品・価格・流通・プロモーション」の4つの要素に分類して戦略を練る 立案した戦略を具体化するときに用いられる |
5フォース分析 | 市場を構成する5つの力を検討する 新規事業企画の際に活用できる |
PEST分析 | 「政治・経済・社会・技術」4つの要因から、企業や市場を取り巻く環境を洗い出す 経営戦略などを構築する際に用いられる |
バリューチェーン | 事業を個別の活動に分解し、それぞれが生み出す価値を分析 自社の強みや課題が明らかになり、事業計画・経営戦略に活用できる |
3C分析とは、「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3つの要素を分析し、事業の方向性や問題点を明らかにするフレームワークです。
・顧客(Customer):市場のニーズや顧客の行動パターン
・競合(Competitor):競合他社の売り上げ、競合の強みや弱み、市場シェア状況
・自社(Company):自社の売り上げや評価、強みや弱み
上記3つのCを分析することによって、自社と競合他社を比較検討しながら、市場や顧客に対して、どのように計画を進めると効果的なのかを検討できます。
マーケティング分析に使うことが多く、商品の開発や改善、売り上げアップを図りたいときに役立ちます。
■3C分析についてはこちらの記事をご覧ください。 「自社分析の必要性とは?考え方・分析方法をわかりやすく解説します」内 自社分析の実践方法「3C分析」とは |
SWOT分析は、内部要因と外部要因にわけて掘り下げを進めるフレームワークです。
以下4つの項目を検討することで、自社の置かれた現状を理解することができます。
・強み(Strength):自社のプラス要因(内部環境)
・弱み(Weakness):自社のマイナス要因(内部環境)
・機会(Opportunity):影響を受ける外部環境の市場や競合などのプラス要因
・脅威(Threat):影響を受ける外部環境の市場や競合などのマイナス要因
SWOT分析の内容から自社と競合他社を比較できると、事業に関する課題を認識できます。
4P分析は、商品・価格・販促・流通の4つのポイントから商品のマーケティング戦略を分析し、課題点を洗い出すためのフレームワークです。
4Pは、以下の頭文字を取っています。
・Product(商品)
・Price(価格)
・Place(流通・販売方法)
・Promotion(販売促進)
4つを順に分析して情報を整理し、「どのような商品を何円で提供するか」「どのようなルートで提供するか」「どのように販促活動するか」などを決めていきます。
立案した戦略を具体化するときに用いられることが多いです。
5フォース分析は、自社と競合だけでなく、業界全体の分析を行う際に用いるフレームワークです。
5フォース分析における「5つの力」は以下の内容です。
・買い手の交渉力
・売り手の交渉力
・業界内の競争
・新規参入者の脅威
・代替品の脅威
これらを網羅的に評価することで、最終的にはその市場が参入企業にとってどれだけ収益を上げられる環境なのかということを評価できます。
PEST分析は、事業を取り巻く外部環境を分析する際に最適なフレームワークです。
PESTでは以下4つの側面から、自社や市場を取り巻く外部環境を分析していきます。
・政治(Politics):法律や税制、政権交代、裁判制度など
・経済(Economy):景気や物価、消費動向、株価や為替など
・社会(Society):人口や世帯、流行、教育など
・技術(Technology):インフラやIT技術、特許など
PEST分析は、マーケティング分析に活躍するフレームワークです。
幅広い視点から業界に関連する内容を掘り下げ、論理的に外部環境を把握するのに役立ちます。
バリューチェーンは、直訳すると「価値連鎖」という意味です。
バリューチェーンでは、原料調達から製造、流通、販売など一連の企業活動において、プロセスごとの価値に着目し、分析を図ります。
バリューチェーンでは、次の4つのステップに分けて、バリュー分析を行います。
【バリューチェーン分析の4つのステップ】
1. 自社のバリューチェーンを把握
2. コストを分析
3. 強み・弱みを分析
4. VRIO分析
バリューチェーンを使うと、自社の強みや解決すべき課題が明らかになり、事業計画や経営戦略に活用できます。
フレームワーク | 特徴 |
---|---|
STP分析 | 「セグメント(Segmentation)・ターゲット(Targeting)・ 位置取り(Positioning)」の3つの観点から戦略を組み立てる マーケティングの戦略を組む際に有用 |
AARRRモデル | 「Acquisition(獲得)・Activation(活性化)・Retention(継続)・Referral(紹介)・Revenue(収益)」の各段階の状況を分析 現在の状況や重要な対策ポイントを把握できる |
6W2H | 8つの疑問詞を用いて、物事の問題・課題などを多面的に考察する 抜け漏れがない論理的なコミュニケーションが叶う |
STP分析は、商品やサービスのマーケティング戦略を計画的に組み立てるためのフレームワークです。
以下3つの観点から戦略を組み立てていきます。
・セグメンテーション(Segmentation):地域、性別、価値観などに市場を分類
・ターゲティング(Targeting):分類した市場から、顧客のターゲット層を決定
・ポジショニング(Positioning):ターゲットにする市場で自社の立ち位置を決定
STP分析を取り入れて顧客を絞ることによって、自社と競合他社の商品やサービスを差別化でき、売上の向上が期待できます。
AARRRとは、サービスの成長段階を表す5つの言葉の頭文字をつなげたものです。
事業の成長を目指すためのフレームワークで、ユーザー行動の変化を5つの段階に分け、課題となる点を分析して改善する際に用います。
【5つのAARRR(アー)】
・Acquisition(獲得):ユーザーの獲得
・Activation(活性化):サービスの利用開始
・Retention(継続):リピーター化
・Referral(紹介):周囲への商品・サービス紹介
・Revenue(収益):ユーザーの収益化
各段階ごとに目標や目的を定め、分析をして部分改善を行っていくことで、最終的に商品やサービスの改善が実現します。
6W2Hは、5W1Hの派生系となるフレームワークです。
以下8つの疑問詞を用いて、物事の問題・課題などを多面的に考察します。
・Who(誰が)
・What(何を)
・Whom(誰に)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
・How match(いくらで)
6つのWと2つのHからなる問いかけを、ひとつずつクリアにしていくことによって、抜け漏れがない論理的な戦略を打ち出すことが可能になります。
6W2Hは5W1Hより2つ多く要素があるため、情報をより正確に整理することができます。
ビジネスの考え方の根本となるもので、商品説明や人材育成を行うときなど、幅広い場面で活用できます。
フレームワーク | 特長 |
---|---|
ファネル分析 | 顧客が商品を認知し、購入するまでのプロセスを図に表す 見込み客の離脱要因を見つけることができる |
RFM分析 | 最新購入日・購入頻度・購入金額の3つの指標をもとに分類・ランク分けする 各顧客グループに対し効率的なアプローチが行えるようになる |
AIDMA | 消費者が商品やサービスの購入を決めるまでの心理的プロセスを5段階にわけて考える 各ステップに最適なマーケティング戦略を実行できる |
AISAS | インターネットやSNSなどを考慮した消費者の購入プロセス Webマーケティング上の課題が明確になる |
SCAMPER | 7つの既存のアイデアに対して7つの質問を投げかける 既存のアイデアをベースに、さまざまな視点から変化を加え、新たなアイデアを導き出したり、拡張や改良を行えるようになる |
ファネルとは、日本語で漏斗(ろうと)を意味しています。
ファネル分析を行うことによって、見込み客が離脱しているプロセスやその離脱要因を見つけることができるようになります。
ファネルとは、顧客が商品を認知し、購入するまでのプロセスを図に表したものです。
認知の層が一番広く、購入に近づくほど狭くなっていく様子を表していて、逆三角形のようなフォルムになります。
ファネルの作成は、顧客の購買過程をわかりやすくする効果があります。
さらにファネルを分析することで、顧客がどの段階で離脱をし、どのような商品・サービスに興味を持つのかを把握できます。
課題を見つけ改善することで戦略的な顧客獲得につながります。
RFM分析は、3つの指標から顧客をグループに分けて分析する方法です。
以下3指標で顧客をスコアリングし、優良顧客を判定します。
・最新購入日(Recency)
・購入頻度(Frequency)
・購入金額(Monetary)
これら3つの指標の頭文字から、「RFM」と略して呼ばれています。
上の3要素をもとに、顧客を次の4種類に分類します。
・優良層
・見込み層
・新規層
・離反層
RFM分析によって、各顧客グループに対し、効率的かつ効果的なアプローチが行えるようになります。
AIDMAは、消費者の購入プロセスを表すフレームワークです。
ユーザーが商品やサービスの購入を決めるまでの心理的プロセスを、以下の5段階にわけて考え、顧客がどの段階に位置するのかを把握します。
・Attention(注意)
・Interest(関心)
・Desire(欲求)
・Memory(記憶)
・Acion(購買行動)
各ステップに最適なマーケティング戦略を立案・実行することで、効率的なマーケティングにつながります。
AISASとは、インターネットの普及により、消費者の購買プロセスが変化したことから新たに提唱された、消費者の購入プロセスを表すフレームワークです。
AISASには、以下の要素が含まれます。
・Attention(注意)
・Interest(関心)
・Search(検索)
・Action(購買行動)
・Share(情報共有)
AISASをフレームワークとして整理すれば、どこにWebマーケティング上の課題があるのか明確になります。
AISASはAIDMAと同じように、消費者心理に基づいたマーケティング施策の立案に役立ちます。
AIDMAとの大きな違いは、消費者の行動として以下の2つが挙げられます。
・Webで自ら欲しいものを探す
・他人と情報を共有する
情報を受けるのみだった従来の購買モデルから、積極的に購買行動を起こし、かつ情報を発信する点に、AISASは着目しています。
AIDMAよりさらに消費者心理・行動にフォーカスしたフレームワークがAISASといえるでしょう。
SCAMPERとは、アイデアを発展させるためのフレームワークです。
SCAMPERには以下の要素が含まれます。
・Substitute(置き換える)
・Combine(組み合わせる)
・Adapt(応用する)
・Modify(変更する)
・Put to another use(別の用途に使う)
・Eliminate(取り除く)
・Reverse(逆にする)
課題をSCAMPERの7つの質問に当てはめて、さまざまな角度から検討することで、課題の解決策を導き出すことができます。
アイデア創出における「発散」のフェーズで有効です。
既存の枠組みにとらわれず、自由な発想でアイデアを生み出すことができます。
アイデアプラスについてくわしくはこちら
資料請求フレームワーク(framework)は、「枠組み、骨組み、構造」などと和訳できます。
一般的には、概念や規則、法則などを活用し、問題解決や意思決定を行いやすくするためのテンプレートを意味します。
ビジネスで用いられるフレームワークは、最短・最速で成果を上げることを目的に使われる【思考の枠組み】のことを指します。
この記事では目的別に23個のフレームワークを徹底解説しました。
フレームワークは、ビジネスの課題を論理的に分析し解決するための強力なツールです。
しかし、フレームワークを使うだけでは十分ではありません。
フレームワークを使う際には目的にあったものを選び、分析にかける時間を決め、検証と改善を繰り返すことが重要です。
フレームワークをマスターすればビジネスのパフォーマンスを向上させることができます。
ぜひ、この記事で紹介したフレームワークを自社の課題に応用してみてください。
弊社、株式会社アイデアプラスはお客様が抱える課題を考えクリエイティブの力で課題解決、一緒に目標達成まで伴走いたします。
お困りの際は、ぜひ株式会社アイデアプラスにお気軽にご相談ください。
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中村 春奈 ディレクター
愛知県出身。新卒で損害保険会社に入社しリテール営業部で2年間勤務。 アイデアプラスに入社後は中小企業向けのリブランディングや周年イベントのプロデュースに関わる。 出張撮影のカメラマンとしても活動。名古屋の商店街活性化プロジェクト、地域活性を目指す社会実験に参加し、「まち」というコミュニティのデザインも勉強中。2023年10月まちづくりコーディネーター育成講座修了。
中村 春奈 に