バイラルマーケティングの基礎知識|効果・方法・成功のコツまで徹底解説! - アイデアコンパス

バイラルマーケティングの基礎知識|効果・方法・成功のコツまで徹底解説!バイラルマーケティングの基礎知識|効果・方法・成功のコツまで徹底解説!

バイラルマーケティングの基礎知識|効果・方法・成功のコツまで徹底解説!

本記事の著者
宮田 大樹 ( ディレクター )
宮田大樹 (ディレクター)
バイラルマーケティングで
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バイラルマーケティングの基礎知識|効果・方法・成功のコツまで徹底解説!
「バイラルマーケティングについて知りたい」「バイラルマーケティングを検討している」とお考えではないでしょうか。
バイラルマーケティングとは、「クチコミ」を利用したマーケティング手法で、うまく活用すればユーザーからの信頼を得られます。
当記事では、バイラルマーケティングの方法や、メリットデメリットなど、基礎知識を余すことなくお伝えしていきます。
バイラルマーケティングを検討中の方には理解を深めていただける内容ですので、ぜひ活用してみてください。

バイラルマーケティングとは

「バイラル」とは「クチコミ」という意味です。
バイラルマーケティングとは、いわゆる「クチコミ」を利用したマーケティングのことをいいます。
バイラルマーケティングでは、過度に宣伝することなく自社の認識を拡大し、ユーザーから信頼と指示を得ることができます。
バイラルマーケティングは、低コストで明確なターゲット層にアピールすることを目的として行われるマーケティングです。
こちらの章では、バイラルマーケティングについて

・バズマーケティングとの違い
・インフルエンサーマーケティングとの違い
・ステルスマーケティングとの違い

を解説していきます。

バズマーケティングとの違い

バイラルマーケティング、バズマーケティングともに、クチコミを利用した宣伝方法です。
2つの違いは、「顧客の中で自然発生をするもの」か、「サービスや企業側がインフルエンサーに依頼するもの」かという点です。
バズマーケティングは、人為的にクチコミを広げようとするマーケティング方法で、サービスや企業がインフルエンサーや著名人に依頼をして行います。
そのため、マーケティングサービスや企業側が介入した宣伝方法になります。

インフルエンサーマーケティングとの違い

バイラルマーケティングとインフルエンサーマーケティングの違いは、「企業側がインフルエンサーなど宣伝をお願いしたい人に依頼をするか」です。
インフルエンサーを活用し、「インフルエンサーのフォロワーに対して宣伝を行っていく」のがインフルエンサーマーケティングです。
元からファン化しているフォロワー層に対して宣伝を行うことは、有効な起爆剤となります。
一方、依頼によるものではなく、自然発生的なクチコミがバイラルマーケティングです。
消費者や顧客により発生するバイラルマーケティングの方が、じわじわとクチコミが広がっていきます。

ステルスマーケティングとの違い

バイラルマーケティングとステルスマーケティングの違いは、「広告であることを明記しているか」です。
ステルスマーケティングとは、宣伝広告であることを明記せずに宣伝をするマーケティング方法になります。
ステルスマーケティングは、閲覧者が広告などを意識せずに目を通してくれるため、比較的抵抗感がなく、販売や購入に至りやすいという特徴があります。
しかし、ステルスマーケティング、通称「ステマ」は​​景表法違反に値する行為です。
そのため、バイラルマーケティングを行う際には、ステルスマーケティングと勘違いされないような対策をする必要があります。

バイラルマーケティングの効果・メリット

こちらの章では、バイラルマーケティングの効果やメリットについて

・低コストで実施できる
・ターゲットにアプローチしやすい

といった観点で解説していきます。

低コストで実施できる

消費者や顧客が自発的にクチコミとして発信をしてくれるバイラルマーケティングでは、広告費がかかりません。
満足をしてくれた顧客がしっかりと機能してくれることによって、サービスや会社側のコストを抑えられます。

ターゲットにアプローチしやすい

バイラルマーケティングはターゲット層となるペルソナを明確に設定することで、自然と見込み客にアプローチできます。
顧客が近しい人に対して拡散をしてくれるので、特定のターゲット層の中で効果的な拡散を見込めるでしょう。

バイラルマーケティングの方法

こちらの章ではバイラルマーケティングの詳しい方法について、

・1次的バイラルマーケティング
・2次的バイラルマーケティング
・紹介埋め込み

の3点を解説していきます。

1次的バイラルマーケティング

1次的バイラルマーケティングとは、消費者が知人や友人に直接情報を共有してくれるマーケティング方法です。
知り合いからの強いクチコミとして、1次的バイラルマーケティングは勧められた側の購買意欲に強い影響があるとされています。

2次的バイラルマーケティング

2次的バイラルマーケティングとは、他者に情報を共有してもらうことに対して報酬を支払うマーケティング方法です。
「家族割引」「お友達紹介でクーポンプレゼント」「SNSへ投稿したらプレゼント」などといった切り口を用意し、企業側と消費者双方にメリットをもたらします。
2次的バイラルマーケティングで注意すべき点は「報酬の内容」です。
顧客の求めるものを報酬としてプレゼントしないと、思うように情報が拡散されなかったり、想像どおりの効果を得られなかったりします。

紹介埋め込み

紹介埋め込みとは、サービスを利用することによって自動的に広告が表示または挿入されるようにするマーケティング方法です。
紹介埋め込みはメールやアプリなどでよく利用されます。
ユーザーがサービスを利用するたびに広告を表示することによって、広告を目にする回数を増やせます。
顧客がサービスを利用してくれるほどに宣伝効果が高まっていく仕組みです。

知っておくべき購買行動モデル

バイラルマーケティングを始めるにあたって、知っておきたい「購買行動モデル」があります。
こちらの章ではぜひ知っておきたい購買行動モデルである
・ULSSAS(ウルサス)
・AISAS(アイサス)
を解説していきます。
バイラルマーケティングを検討している方にはぜひ、参考にしていただきたい内容です。

ULSSAS(ウルサス)

ULSSASとは以下の頭文字を並べたものです。

  • ・U:UGC(User Generated Content、ユーザー投稿コンテンツ)
  • ・L:Like(いいねなどのリアクション)
  • ・S:Search1(SNSで検索)
  • ・S:Search2(GoogleやYahoo!検索エンジンで検索)
  • ・A:Action(購買)
  • ・S:Spread(拡散)

この一連の流れをULSSASといいます。

広告ではなくて、SNSのUGC、つまりユーザーの投稿コンテンツを大いに活用していくマーケティング方法です。
この6つのサイクルは永遠にぐるぐると回っていくため、一時的に大きな力やコストをかける必要がありません。
少ない労力・低コストでマーケティングを行うためには、ぜひ取り入れたい考え方です。

AISAS(アイサス)

AISASとは以下の頭文字を並べたものです。
  • ・A:Attention(認知する・注意をはらう)
  • ・I:Interest(興味・関心を持つ)
  • ・S:Search(検索)
  • ・A:Action(行動)
  • ・S:Share(共有)

この一連の流れをAISASといいます。

現代の消費者が商品を認知してから購入に至るまでの流れだといわれています。
AISASはネット環境が発達した世の中特有の購買行動です。
新聞やテレビなどが主流だった頃のAIDMA と比べると、商品やブランドを記憶する段階がなくなり、自身で検索をかける段階が生まれます。

AISASは消費者と企業がより関与し合う、インタラクティブな方法です。
いちど商品を購入してもらっただけでは終わらず、「その後も情報や経験を共有しあっていくマーケティング方法」だということを忘れないようにしましょう。

バイラルマーケティングの手順

こちらの章ではバイラルマーケティングの手順を

 ・ターゲット設定
 ・プラットフォーム設定
 ・コンテンツ作成
 ・コンテンツ投稿
 ・効果分析

の5ステップで解説していきます。

ターゲット設定

まずは商品やサービスの見込み客となる「ターゲット」を明確に設定します。
年齢、性別、価値観、生活スタイル、家族構成や仕事のスタイルなどをより細かく絞ってターゲットの設定をします。

プラットフォーム選択

設定したターゲット層に応じて使用するプラットフォームを選択しましょう。
学生や若年層であればTikTok、比較的若くて映えを重視しそうならばInstagram。
ターゲットのニーズに文章コンテンツが適しているのであればTwitterというようにメディアを選定します。

コンテンツ作成

ターゲットに設定した消費者が、自然とシェアをしたくなるようなコンテンツを作ります。
共感・感動し、誰かに伝えたいと思ってもらえるようなコンテンツが理想です。
オリジナリティがあり、シンプルでわかりやすく、設定したターゲットに適したコンテンツを作成します。

コンテンツ投稿

ターゲット層に合わせ上の段階で作成したコンテンツを投稿していきます。
ユーザー層に合わせて、時間帯や曜日を工夫すると良いでしょう。
年代や職業によって自宅にいる時間や自由な時間はさまざまです。
ターゲット層の生活様式を意識し、コンテンツを発信していきましょう。

効果分析

使用するプラットフォームの「アクセス解析」や「インサイト」で効果を確認しましょう。
バイラルマーケティングの効果を視覚的に表す「バイラル係数」という数値を計算する方法もあります。
バイラル係数の数字の大きさは、どれだけ大きなバイラル(クチコミ効果)を生むことができたかを表し、以下の計算式で算出されます。

バイラル係数 = 1ユーザーあたりの招待数 × 招待コンバージョン率(CVR)

バイラルマーケティングを成功させる4つのコツ

こちらの章では、バイラルマーケティングを成功させるコツである
・ユーザー調査を実施する
・トレンドになっている媒体を使用する
・クリエイティブ・コンテンツ設計を見直す
・シェアしやすい状況を作る
の4点を紹介しています。

ユーザー調査を実施する

ユーザーを明確にし、どのような人に広告を届けたいかを認識することが重要です。
なぜなら、ターゲット層により、有効な届け方や作成するべきコンテンツが変化するためです。
ユーザーのニーズや行動パターン、興味関心を調査の上、コンテンツに反映していきましょう。

トレンドになっている媒体を使用する

今、どのようなサイトやアプリが注目を集めているのか意識しましょう。
より多くのユーザーが閲覧するトレンドの媒体を使用することで、コンテンツを広く拡散してもらうチャンスを得られます。

クリエイティブ・コンテンツ設計を見直す

設定したユーザー層にとって、魅力的なコンテンツを作成していきます。
独自のコンテンツであることも重要です。
以下のポイントを意識してみましょう。

・オリジナリティがある
・シンプルかつわかりやすい
・設定したターゲットに適したコンテンツである
・シェア、拡散しやすい

シェアしやすい状況を作る
ソーシャルメディアでのシェアのしやすさを重視すると良いでしょう。
こういうリアクションをしてねとコンテンツの中に記載したり、コンテンツにSNSの共有ボタンを設置したりすることで、ユーザーにアクションを促せます。

バイラルマーケティングの注意点

この章では、バイラルマーケティングを行う上での注意点として、

・違法になる可能性がある
・ブランドの信頼を損ねる可能性がある
・あからさまな宣伝をしない
・情報の拡散スピードを考慮しておく

の4つを解説していきます。

違法になる可能性がある

違法なステルスマーケティングとならないよう、広告であることをしっかりと明記しましょう。
他にも誤解を招きやすいコンテンツは注意が必要です。
著作権やプライバシーの侵害に抵触しないように、注意を払う必要があります。

ブランドの信頼を損ねる可能性がある

ユーザーの持つブランドのイメージと乖離した情報を発信してしまわないようにしましょう。
ブランドの信頼を損ねてしまうだけではなく、炎上などのリスクにもなります。

あからさまな宣伝をしない

バイラルマーケティングでは、消費者が自ら共有したくなるコンテンツを作ることが重要です。
そのため、コンテンツを自然な形で拡散させる必要があります。
あからさまな宣伝をしてしまうと、コンテンツを共有したいという思いをそいでしまうだけでなく、信頼を損ね、離脱されてしまう可能性があります。

情報の拡散スピードを考慮しておく

バイラルマーケティングがうまくいくと、想像以上に拡散されてしまう場合もあります。
コントロールできないほどにコンテンツが広まってしまうと、スパムだと勘違いされ、ユーザーからの評価が下がってしまうかもしれません。
計画を練る際に、情報の拡散スピードを考慮しておくようにしましょう。

よくある質問

バイラルマーケティングのメリットは?

バイラルマーケティングを行うメリットは2つあります。
1つは広告費が発生せず、コストを抑えられる点です。
消費者自身が情報を拡散してくれれば、広告代理店や出版社、インフルエンサーなどに対する費用が発生しません。
2つめは、消費者に信頼されやすく、話題にもなりやすい点です。
知人や友人、家族、著名人などのおすすめは信頼しやすく、自分も購入してみようと思わせる効果があります。

バイラルマーケティングのデメリットは?

一方で、バイラルマーケティングのデメリットには「ネガティブなクチコミへの対応」が重要となる点が挙げられます。
ポジティブなクチコミが拡散されていくことで効果が上がるバイラルマーケティング。
消費者のネガティブなクチコミは、新規見込み客にとって抵抗となります。
ネガティブなクチコミに対して、素早く誠意のある対応をしていくことで、企業やサービスの信頼をアピールしましょう。

まとめ

当記事では、バイラルマーケティングについて、進め方や注意点、メリットデメリットを解説してきました。
インフルエンサーマーケティングやステルスマーケティングとは異なるバイラルマーケティングは、消費者の自然発生的なクチコミを拡散していくマーケティング手法です。
バイラルマーケティングでは、商品やサービスの見込みユーザー層に「魅力的だ」と思ってもらい、「拡散したい」と思ってもらえるコンテンツを発信していくことが重要です。
低コストで信頼されやすいバイラルマーケティングは、一方であからさまな宣伝や違法になってしまう可能性もあるので、注意して活用しましょう。

本記事を読んで、「バイラルマーケティングについて詳しく知りたい」「マーケティング全般について、悩みや困っていることがある」という方は、お気軽に株式会社アイデアプラスにご相談ください。

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執筆者

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宮田大樹 ディレクター

宮田 大樹 ディレクター

山口県出身。テレビ番組制作、音楽事務所、広告代理店などに20年勤務。 アイデアプラスに入社後は動画制作、SNS運用、SNS広告運用代行のディレクションや コンセプト設計などを担当。

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